ナカイローズファームは、食用バラの栽培、加工、流通販売まで行う6次産業の会社です。国内で唯一、食用バラの育て方を学べる学校です。
食用薔薇のヨトウムシ対策
「昨日まで元気に咲いてたのに、気が付いたら葉っぱが食べられてた!」とお嘆きの方、犯人はヨトウムシかもしれません。
無農薬でバラをそだてている方のために、ナカイローズファームが行っているヨトウムシ対策をご案内します。
1 ヨトウムシとは?どこから来るの?
ヨトウムシとは、夜行性の蛾(ヨトウガ)の幼虫です。
ヨトウガは、薔薇の葉の裏側に数百~場合によっては1000個以上の卵を産みます。
2 ヨトウムシの一生
ヨトウムシには、春生まれと秋生まれがいます。(冷涼な地域では夏生まれもいます)
卵からかえった赤ちゃんヨトウムシたちは、薔薇の葉の葉肉を食べて大きくなります。葉脈は食べないので、葉が葉脈だけになったら、赤ちゃんヨトウムシのしわざかもしれません。ヨトウムシは大きくなると、枝や葉脈も食べるようになります。
ヨトウムシ(夜盗虫)の名前のいわれは、昼間は土のなかに隠れていて、夜になると薔薇によじのぼり、食害することに由来しています。
葉を暴食して大きくなったヨトウムシは、羽化して成虫(ヨトウガ)になります。すぐに交尾、産卵し、1カ月弱で卵から孵化します。
冬は、土にもぐり蛹(さなぎ)になって越冬します。
3 食用薔薇のヨトウムシ対策
ヨトウガが卵を産んだ葉をみつけたら、すぐに廃棄しましょう。孵化するとヨトウムシの食欲は旺盛なため、大きな被害をうけます。
食用バラを副業や本業にしたい方へ