アーチとは、曲線状の凸型の形状のこと。素材は、鉄筋や木製、タイル等などさまざまなものが利用されます。橋、門、入り口や窓枠につかわれる場合もあります。
薔薇のアーチとは、ツルバラをアーチ状の構造物に誘引して作ります。薔薇が咲くと、まるでアーチ状に薔薇が咲いているように見え、とても豪華で華やかな印象を与えることから、薔薇愛好家の憧れとなっています。
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薔薇のアーチ用の土台は、インターネットやホームセンター、園芸店で購入することができます。また、ＤＩＹが得意な方なら、手作りすることもできます。アーチは１万円～数十万円のものまで、さまざまなタイプがありますが、どのように選べばよいでしょうか。
＜風雨（雪）に耐える強度があるもの＞
多くの場合、アーチを設置する場所は、雨風が直接あたる屋外かとおもいます。アーチを設置し、薔薇を誘引すると、その後は、薔薇が枯れない限り、アーチは屋外で直射日光や酸性雨にさらされる続けます。強度がない、細くて可憐なアーチの場合、台風で倒壊してしまう可能性もあります。アーチは取り換えることができても、薔薇を移動させると生育に支障が出るため、予算が許す限りできるだけ長く風雨に耐えられる強度のあるタイプを選びましょう。
アーチの高さが２メートルと仮定し、アーチの両サイドに１本づつツルバラを植えるとすると、薔薇の枝はそれぞれ４メートル以上伸びなければ、アーチを薔薇で覆うことはできません。
薔薇の品種は、アーチの大きさによって決めましょう。
また、枝がやわらかい品種ですとアーチへの誘引がしやすいのでおすすめです。枝が堅い品種を選ぶと、アーチの幅全体を薔薇の枝で覆うことができず、まだらな印象を与えることがあります。
【枝がやわらかく、３～４メートル以上枝が伸びる品種】
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解説：中井 友實榮 ナカイローズファーム 株式会社バラの学校 代表取締役
農林水産省 農業女子プロジェクトメンバー
2011年東日本大震災をきっかけに食用バラの露地栽培をスタート。
食用バラの普及を通じて心と体を健康にし、社会貢献をめざしています。
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